ホーム > これまでの本屋大賞 > 2006年本屋大賞結果発表&発表会レポート
売りの現場からベストセラーを作ろうと、全国の書店員が自分達が最もお客様にお勧めしたい本を投票でえらぶ「本屋大賞」。
第3回目となる今年は昨年11月1日から一次投票を開始。この投票には昨年を100人以上上回る368人の書店員が参加しました。この一次投票の上位11 作品(10位タイだったため)をノミネート作品として今年1月20日に発表。その後、2月28日まで290人の書店員がノミネート11作品を再び読みなおし二次投票を行いました。
その結果、リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が第一位となり、「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2006年本屋大賞」 に選ばれました。
| 順位 | 表紙 | 書籍名/作家 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 大賞 | 『東京タワー オカンとボクと、 時々、オトン』 著/リリー・フランキー (扶桑社) |
279点 | |
| 2位 | 『サウスバウンド』 著/奥田 英朗 (角川書店) |
196.5点 | |
| 3位 | 『死神の精度』 著/伊坂 幸太郎 (文藝春秋) |
190点 | |
| 4位 | 『容疑者Xの献身』 著/東野 圭吾 (文藝春秋) |
184.5点 | |
| 5位 | 『その日のまえに』 著/重松 清 (文藝春秋) |
179.5点 | |
| 6位 | 『ナラタージュ』 著/島本 理生 (角川書店) |
162点 | |
| 7位 | 『告白』 著/町田康 (中央公論新社) |
152.5点 | |
| 8位 | 『ベルカ、吠えないのか?』 著/古川日出男 (文藝春秋) |
152点 | |
| 9位 | 『県庁の星』 著/桂望実 (小学館) |
141点 | |
| 10位 | 『さくら』 著/西加奈子 (小学館) |
135点 | |
| 11位 | 『魔王』 著/伊坂幸太郎 (講談社) |
103点 |
投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点 (2006年実施)
桜咲き誇る春の日
4月5日、東京はあいにくの雨でしたが、
桜咲き誇る明治記念館で発表の日を迎えました。
みんなで準備
たくさんの書店員さんにお手伝いいただき、
ノミネート本や発掘本のディスプレイ、
お土産のつめつめ作業など総動員で頑張りました。
用意はいいですか?
受付スタンバイOK!
会場ディスプレイ準備OK!
短時間で無事用意が出来ました。
準備万端
シャンデリア煌めく会場では
本屋大賞発表会の文字がなんだか誇らしげです。
美味しい料理も待ってます!
受付はじまり
華やぐフロア。
受付には、お仕事を終えた書店員さんや出版関係者のみなさんがぞくぞくと。 新聞、テレビなど取材もたくさん集まりました。
会場も熱気につつまれ
会場に用意されたドリンクを片手に、
発掘部門展示作品のPOPを楽しみます。
いよいよ開会
今年はダブル司会。
本屋大賞実行委員の高頭佐和子と白川浩介が勤めます。
緊張が高まる中、司会者の声が。
「お待たせしました!2006年本屋大賞 発表会を始めます」
主催者挨拶
NPO本屋大賞実行委員会 理事長 浜本茂よりご挨拶。
「まったくの素人集団が右も左も分からないまま、第3回までこぎつけることができ、感無量です。ここまで支えてきてくださったみなさまに深く感謝いたします。本屋大賞は発表会からあとが本当のスタートです。おかげさまで第1回第2回の受賞作品は映画化、大ベストセラーというかたちになりました。今回の作品も本日いらっしゃった書店員の方々、ぜひこれからが勝負だという思いで展開していただきたいと思います。」
ご来賓の挨拶
2004年大賞受賞の小川洋子さんよりお言葉をいただきました。
「日々一冊一冊本を読者の方に手渡して下さっている書店員の方々が、このように本の世界を盛り上げるために頑張って下さっているということは、本を書いている人間にとって何よりの励ましであります。いまわたしの仕事机の上には本屋大賞の時にいただいた全国の書店員さんの手書きのポップをアルバムにしたものと、もう全部使ってしまったんですけれど、本屋大賞のロゴが入った図書カードを赤い箱に入れてずっと記念においております。それをみるたびに、ああいい小説を書かなければならない、もっと書きたいという気持ちを新たにしております。これからも本屋大賞が大きく成長されますようにとお祈り申し上げております。」
緊張の発表!
本屋大賞実行委員 小海裕美より発表です。
ノミネート本11冊の中から2006年本屋大賞を受賞したのは、、、
「『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
リリー・フランキーさんです!」
オレンジのベールがハラリ!
大きな表紙『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が現れました。
トロフィー授与
リリー・フランキーさんが登場。
大賞受賞として本屋大賞ロゴマーク入りクリスタルトロフィーを贈呈しました。
副賞の授与
副賞として図書カード10万円分(日本図書普及株式会社さまご提供)が、青森から参加の書店員、櫻井美怜さん(成田本店とわだ店)より手渡されました。
右の写真は実際の図書カード。
リリー・フランキーさんのご挨拶
【リリーさんの受賞コメント】
「ぼくは賞とかそういうものには無縁だと思って暮らしておりましたけれど、この本屋大賞はすごい素敵な賞だなと思っておりましたので、この賞をいただけてほんとに光栄ですし、思ったよりもずっと立派なところでちょっと恐縮しております。 どっかで発表するとかも考えず、おかんの供養のような意味で書き始めまたものが本になりまして、ぼくの私的な話を書いたものなんですけど、なるべく大切に扱っていただきたいなという気持ちがあり、なんかこう、ポテトチップスを食べた手でさわりにくい本にしてやろうと思っていたら、本当に書店員のみなさまに大切に扱っていただいて、またたくさんの読者の方々に届けていただいて、それが一番嬉しいことですし、去年一年間日本中の書店さんに呼んでいただき、サインをしまして、そのときも書店の方々の書いたポップをみたり読者の方々の感想を聞かせていただいたり、自分のこんなしょぼい話読んで面白いんだろうかと思ってたんですけど、ぼくの本がきっかけでご自分のお父さんやお母さんのことを思い出したりしてなにか感じられたということで。そういうなにかを感じた余韻が本を閉じた後に少しでも読んだ人の体に残るのがすごく幸せなことなんだと思いました。 これからは賞に恥じないような作品を作り続けていこうとおもっております。今日は本当にどうもありがとうございました。」
リリーさんの手の中で輝くトロフィー!
■WEBサイト「東京タワー通信」
扶桑社では、 この度の「2006本屋大賞」受賞を記念して[東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン]のWebサイトを開設しました。「リリー・フランキー受賞のコメント」をはじめ、[東京タワー]に関する様々なニュースや読者の感想やメッセージの掲示板がありますのでご覧ください。
■リリーさんのオフィシャルサイト「lilyfranky.com / ロックンロールニュース」
恩田陸さんよりお祝いの言葉
2005年大賞受賞の恩田陸さんより、
お祝い言葉とともに花束が渡されました。
「去年も賞をいただいて大変嬉しかったんですけども、、今年もこうやって参加できてとてもうれしく思っています。今日もこんなに広くて大盛況で、こういうのを続けるのは本当に大変だと思うんですけども、これからも一緒に歴史を作っていけるように、書く私の方のも頑張っていきたいと思います。今日はリリーさん、そして本屋大賞に関わったみなさんおめでとうございます。」
リリー・フランキーさん、もう一度
リリーさんは「ひとこと言い忘れた」とも再びマイクへ。
アカデミー賞授賞式での俳優トム・ハンクスのように、受賞者の発表で自分で自分の名前を読み上げたい。
だから次回も本屋大賞を狙うとのこと。
会場には割れんばかりの拍手が響きました。
書店員のみなさんと記念撮影
書店の皆さんがオリジナルの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』POPを手に持ち舞台の上へ。
後ろまで人がいっぱいです。手を伸ばしPOPを高く掲げます。
撮影に構えるカメラのなんと多いこと。フラッシュの光が舞台いっぱいに閃きました。
楽しい時間
少し緊張の面持ちの書店員さんとリリーさん。
力強い握手をいただき、思わず涙も。
書店員さんたちは、憧れの作家さんとお話したり、
会場に展示してある大賞作のPOPを見たり、
マスコミの取材 と和やかに歓談していました。
和やかな歓談
少し緊張の面持ちの書店員さんとリリーさん。
力強い握手をいただき、思わず涙も。
書店員さんたちは、憧れの作家さんとお話したり、
会場に展示してある大賞作のPOPを見たり、
マスコミの取材 と和やかに歓談していました。
閉会のご挨拶
【本屋大賞実行委員 磯野真一郎】
「作家さん、出版社さん、取次さんと渡ってきたバトンを受け継ぎ、そのバトンを責任を持ってお客様に届けることが我々書店員の使命です。まわりにいる素晴らしい仲間がいれば、やってやれないことはないと思います。明日からも一緒にがんばりましょう!」
少し緊張の面持ちの書店員さんとリリーさん。
力強い握手をいただき、思わず涙も。
書店員さんたちは、憧れの作家さんとお話したり、
会場に展示してある大賞作のPOPを見たり、
マスコミの取材 と和やかに歓談していました。
また来年・・・
楽しいひとときも終わり、お土産を手に帰宅の途へ。
2006年本屋大賞の全記録が載った『本屋大賞2006』で、ぜひ投票コメントを読んでくださいね。きっと新しい本との出会いがありますよ!