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『オレ本大賞』コメント魅力調査

クリック数で魅力的なコメントを決めます!

今年は特別企画として本屋大賞とは別に「オレ本大賞」を行いました。
本屋大賞は国内の小説が対象ですが、世の中にはまだまだいろんなジャンルがあり、日々たくさんの魅力的な本が出版されています。今回は普段いろんなジャンルに触れている書店員さんにこれぞオレが(私が)すすめる本だ、というものを投票していただきました。

■オレ本大賞の投票条件
本屋大賞部門の対象となる国内小説以外で、ジャンルを問わず、2008年12月1日〜2009年11月30日の間に刊行されたオリジナルの書籍(奥付に準拠)

どれもこれも熱のこもった推薦コメントです。
みなさんはどのコメントが気になりますか?
このたび、どのコメントが魅力的かweb調査を行うことにしました。

調査期間は3月15日まで。
ぜひ読んで気になるコメントがあれば
「この本キニナル!なんて本?」リンクをクリック!してください。
amazonサイトの書籍ページに繋がります。
魅力度数はクリック数で判定します。
調査結果は本の雑誌「本屋大賞増刊号」にて発表します。

コメントの力を量るため、本のタイトルや著者名は伏せて公開します!
コメントの中に書いてあるのはご愛嬌。
できるだけ多くのコメントに触れて欲しいので、
並び順はページ読み込みのたびにシャッフルされます。
果たしてどのコメントパワーがみなさんを引きつけるかな?

↓↓↓↓↓

番号:51
将来、子育てをするときには是非とも美智子さまを参考にさせていただきたいです。育児書には載っていない、何か大切なことがきっと見つかると思います。お写真そして文章の節々に家族を想う気持ちが込められていて、読んでいるこちらも安らかな気分になりますよ。
番号:8
この本を読み始めて2〜3ページ進んだところで、「ブラバンキッズ・ラプソディ」を読んだ時の記憶がよみがえってきてしょっぱなから泣きそうになった。「ブラバンキッズ・ラプソディ」が表舞台だとすると、こちらは裏の舞台という感じで、続編になる。全員ではないが、部員たちひとりひとりにインタビューをし、当時の事を振り返ってもらっている.中澤先生の情熱はハンパではないことは前作でわかっているが、部員たちの先生に対する思いもハンパではない。それは、卒業してからもなにくれと先生の家に顔を出し、具合が悪くなれば病院の送り迎えもかってでる状態で、先生が亡くなってからも「おくさん」とも交流があることで想像がつく。また、子どもたちの目から見た「先生と奥さん」のことにも触れている。物心ついたころには、常に部員たちが家に出入りし、自分達は何をするにも後回しだったともらす娘さんの気持ちもよくわかる。大会には私立高校が占める中、環境のよくない公立高校の意地も先生の中にはあっただろうが、それよりも中澤先生の「音楽は心」という言葉の意味を理解した部員たちが、それをいつも念頭において先生を信頼し、ついていった結果、全国大会金賞の日本一になったのでしょう。野庭サウンド、一度聴いてみたいと思った。
番号:37
このマンガがすごい!でも華麗にスルー!でも面白いから!掲載誌がL◯だからって敬遠しないで!←伏せられてない健全なロリ漫画だからvぜひ初回版で。Tシャツがユニクロコラボになるその日まで!
番号:101
ヤタローさんの好きなモノって品があるよなあ。うらやましい。私も集めてみたい自分の好きなモノ。刺激受けます。
番号:42
近しいヒトが亡くなってから手にしたら、沁みた。
番号:13
物理についての一般向けの本というのは山ほど出ていますけど、物理学全体を概観したいという人には本書をオススメします。本書は、専門的になりすぎず、一方で易しすぎず、実にバランスの取れた作品です。『時間』と『空間』という、物理学の中でも重要な二つの概念を縦糸に、様々な物理学のジャンルを横糸で絡めて行く形です。教科書のように、どうしてこんな順番で並んでいるんだ、というような形ではなく、様々な物理のジャンルが実に有機的に結びついていて、物理学全体を知りたいという人には非常にわかりやすい一冊だと思います。
番号:43
彼は地獄にいた…強迫神経症のため食べることも歩くことも眠ることもままならず、汚物にまみれて独りで地下室で暮らす青年。怖いです。ノンフィクションですがホラー小説なんか目じゃないくらい怖いです。彼を救おうと全力を尽くした医師も自分の無力さに思わず涙し治療を断念します。しかし、ここからが凄い!主人公の勇気と優しさと強さに泣かずにはいられない、奇跡なんてないけど奇跡に近いものはひょっとしたら存在するのかもしれない、と思える一冊。
番号:98
地味女子大生野田さんと仲間たちとのやりとりがいい味出してます。なんか居心地のよくなる作品。一緒にキャンパスライフを送ってみたい!
番号:36
マイケルについて、誤解していたことをこの本が教えてくれました。マイケルは1点の曇りもなく無実です!かくいう私も、疑惑の時は疑ってしまいました。しかし、真実はひとつとこの本が教えてくれます。疑っていた空白の時間が悔やまれてなりません。マイケルを好きでない人にこそ、是非、是非、是非、疑いの目で結構!読んでください。この本に真実があります。私はこれから、何があってもマイケルと証明してくれたこの本を大好きです。出版してくださって本当に感謝です!
番号:76
「東京の下町の油やさん」という職業について言及がある。まずテンプラ屋さんへ、それから小料理屋へ、トンカツ屋、洋食屋、ソバ屋を経て中華料理屋へ、油を売り、引き取ってはまわしていく、という職業だ。使いまわして色の濃くなった油を使って作るから蕎麦屋のトンカツはうまかったのだ、というわけだ。なるほど、蕎麦屋のトンカツの味が変わってしまったような気がする。それは、油やさんという職業がなくなったからではないか。あるいは麻婆豆腐の謎についても言及がある。唐辛子が中国に入ったのはせいぜい350年前、中国四千年の歴史とか言うが、じゃあ350年より前の麻婆豆腐はどんなだったのか。そもそも四川は明代末、それまでの住民のほとんどが内乱で死に、移民により再構成された土地柄なのだそうだ。じゃあ、四川料理は清になってからの創作料理なのか。唐辛子移入以前の麻婆豆腐のモデルはあったのか。食べ物にはいろいろな誤解がある。大阪出身の後輩は、西はうどんで東はそばを食うと本気で思っているらしい。そうではないのだ。北関東はうどん文化圏といっていい土地柄で、祝い事にはうどんが欠かせない。そばは冬の食べ物で、昔は夏にそばなんて店においてなかった。あるいは、かつてのそばは、そばの殻を混ぜてそば臭くした細いうどんだった。その「にせそば」に常温の二級酒を合わせるうまさについてもこの本は言及している。めんどくさいグルメ薀蓄本は嫌だというヒトもいると思う。「美味しんぼ」など、薀蓄部分や箸休めのくだらない裏メニューを紹介するのを読んでいると、私も時間の無駄というのがこの世にあるのだなあ、と考えることがある。この本はめんどくさいがしかし、時間の無駄だとは思わなかった。「うまい」ということが、決して趣味のよさとか教養の高さとかそういうことではない、という線を、チキンと守っているからだと思う。いやその、ブッキッシュな意味でのグルメも面白いとは思うよ。胃弱でたいしたものが食べられない主人公が、深海で育った夏ガキのうまさを語る小説もあったしね。でも、グルメは粘膜感覚だと思うから、やっぱり頭でこねくり回したのは二流だという気がするよね。で、この本には、本当のことだけれど差しさわりがあることを、こっそりと耳打ちするように書いてある。インチキだからうまいカレー南蛮、駆け引きで食う水魚のなべ。こういう本が売れてほしいと思うのだ。
番号:49
第1章の“はじめにリズムありき”これだけでも読む価値あり!!ここで書かれている8ビートの説明は秀逸で活字の説明としては完璧だと思います。簡単に書くと、機械式時計の音に例え、「チクタクのタのところで手拍子を打つと8ビートになる」これだけシンプルで解りやすい説明は無いんじゃなでしょうか?(4拍子前提です)第2章からブルースロック、グラムロック、アメリカンロック、ジャズロック、ブリティッシュロック、ハードロック、プログレッシブロック、日本のロックと紹介されていきます。ここで取り上げられるバンドは60年代〜70年代のバンドばかりで正直、知らないバンドのほうが多いんですが、読んでいると聴いてみたくなります。唯一残念なのが、著者が70年代以降の音楽を評価していない点ですね。そこを差し引いても楽しめる書籍でした。ロック初心者はもちろん、ロックを聴き込んでいる人にもオススメです。
番号:40
事件を新聞で読んだときは あーあ、やっちゃったなと思っただけだったが、本書の印象はそれとは異なる。出版物も作品であると感じた。
番号:53
この2人の対談集です。テーマは、友情、仕事、不安、お金などの13の「問題」プラス、「補習」として読書もあります。どれもかなり濃いです。春日武彦は医者ですが文章を描き、穂村弘は歌人です。私は、人生でいちばん大事なものは言葉だと常々思っています。「言葉」の章でとても心にきた箇所があります。「人間である以上、みんな言葉を持っていて、動物や虫のように世界に完全に安住できるはずはないんだから。」そうだ、そうだよー!私はこれからも言葉に翻弄されていこう!そう力強く思える、勇気ある文章です。
番号:72
東京にいた時代にR25には大変お世話になりまた通勤時の楽しみでもありました。ここまで私たちの心をつかんだものがいかにして生まれいかに発展していったのかがよくわかる内容になっていました。実践的なマーケティング本としても読めるのかと思います。それにしてもリクルートさんというのは改めて一人一人が力ある人が多いんだと感じました。
番号:48
CDジャケットをお弁当で再現するというオバッチサンのブログをまとめた本。とにかく完成度の高さに驚かされる。そして洋楽への深い愛情が滲み出ているお弁当の数々は、当然食べる事が前提なのでジャケットの色に合わせた具財の工夫にも感心させられる(合成着色料などは使っていないそうです)。そして、本書はステレオサウンドというオーディオ雑誌の出版社から出ているのでオーディオの広告が入っているんですが、それと同時にお弁当とのタイアップなのか桃屋のごはんですよの広告も入っているんですね。そのミスマッチもチョット笑えます。
番号:12
画家山口晃氏の頭の中をのぞけるようなエッセイ画。深い話も軽やかに、あるときは些細なことも掘り下げて、芸術家の人間らしさに共感できる喜びと、はたまた日常の譲れない視点にはっとさせられ、何度読んでも飽きない、まるで現代版徒然草です!
番号:65
「毎日かあさん」で大ブレイクする以前から、サイバラ先生の作品が好きです。「毎日かあさん」を白サイバラとするなら、こちらは黒サイバラ?ダークサイド・オブ・サイバラ・・・いえいえ、ファンとしてはやはり、白と黒、両方あってこそ初めてサイバラ先生、なのですよ…!と強く強く思ってしまうわけなのです!中身はとにかく抱腹絶倒、のひとことです。投資はまったくの素人なのに自腹をきってFXの体験取材、取引開始直後になんとリーマンショック!その後もどんどんドブ沼にハマり続け、自身の夢であるアトリエ建設のために貯めていた大事な一千万が水の泡!体当たりにも程があるというか、「身銭を切る」という言葉をここまで実践して見せなくてもいいんじゃないですか先生、というかものすごく自虐的なのに、読むほうはあまりの面白さにゲラゲラ笑ってしまうのはこれぞ、サイバラ先生の真骨頂!というべきなんでしょうか。普通に考えたら笑っていられない状況なのに、読後に残るこのスバラシイ爽快感はいったいなんなんでしょうか?(笑)ビジュアル的にも、目がチカチカするくらいのどぎつい色彩のオンパレードで、ちょっとしたトリップ感を味わう事ができますよ…って、ぜんぜんオススメになってませんか?「毎日かあさん」から西原理恵子先生を知った方にも、サイバラ先生の本当の面白さを知ってもらうため、あえて勇気を持って、お勧めしたい!それがこの本なのです。(・・・でも、この本を読んで、万が一新規のファンが引いてしまったらどうしようか・・・。)
番号:81
今まで、いろいろな仕事の絵本はあったが、ここまで細部にこだわった絵本はなかった!ひとつひとつの仕事に関する道具をしっかりと書き込んであり、またそれぞれの仕事がつながっており、チョットしたストーリーになっていて仕事を楽しむだけではなく、物語としても楽しめる1冊です。
番号:4
今年一番笑った本。下らない事柄やありえない行動なんかで笑わせつつ緒方拳とのエピソードでジンとさせたりして。下品でがさつ!と見せかけて実は本当は知性のある常識人だなと感じさせます。「バカと天才は紙一重・大宮エリー」とPOPをつけて今も絶賛展開中。
番号:88
冥王星を巡る天文学会の論争をまとめた科学読み物だが、著者のキャラクターも滲み出ており(日本では著者の知名度は決して高くないが)、面白い。冥王星降格の裏には「アメリカの意地」があった、という背景が良く分かる。
番号:19
「ルリュールおじさん」のソフィーが大きくなって出てきます 木の研究者として。伊勢さんのパリはとても素敵なところです。 
番号:90
ゆるすぎる!!一馬力もないアトムちゃん。すごくかわいいのに、ラストはきれいに終わって、「やられた!」と思った。
番号:50
無人だろうと岩しかなかろうと大切な国土なのです。日本の自然とともにずっと守らなくてはならないと、改めて感じます。写真もとてもきれいなので、見るだけでも十分楽しめること請け合いです。
番号:67
独自の笑いの世界を確立して周りの人を置いてけぼりにし、見事にM−1の無冠の帝王の称号を手にした笑い飯ですが、実は哲夫の趣味は写経です。般若心経を一字一句解説していくのは他の入門書と同じですが、分からない部分は「国語辞典」「漢和辞典」「ウィキペディア」で調べるというお手軽さ。そこに笑いを加えて、まるでトンデモ本のような仕上がりになっていますが、その般若心経の解釈はなんとあの宮崎哲也氏のお墨付き!適当にやっているのかと思いきや、その本質をしっかりと掴んでいる哲夫のセンスに脱帽です。
番号:22
「史上最強の大魔王」と恐れられた天皇、崇徳天皇。その力は次期天皇が命尽きるまで弔いを続けなければならないほどだ。しかし祟り神となった人々の共通点は兄弟・親子間がほとんど。血の濃さは感情の深さ≒憎悪なのかもしれなり。
番号:93
数多く出版された清志郎本の中ではピカイチ。小説の面白さにハマる前の高校生当時、読む本といえば「ロッキング・オン」「ロッキング・オンJAPAN」など音楽雑誌ばかりでした。ロックを通して自分のまわりのみみっちい世界をちょっとばかり広げてくれた清志郎とロッキング・オンに感謝の気持ちを込めて。
番号:39
あまりこういう内容のノンフィクションは好きではなかったので読むのをためらっていました。読んでみたら自分が、苦労したとかではなく、手足がないのがあたりまえで自然になんでも挑戦している姿が書いてありました。文章もとても明るく普通の女の子で表紙みたいな元気な笑顔が見えるようでした。悩んでいる人に心の手を差し伸べたいという有美さんに温かい気持ちにさせてもらいました。
番号:46
最近の本屋はどこ見ても、しかめっ面の本しかない(店員はもともとしかめっ面だし)。もっと柔らかい本があるべきだ。世の中バランスだ。この本は2009年最高の「笑える本」。真の日本経済の突破口はこの本だ。さぁ、みんな、この本に載っている言葉を叫ぼうではないか。「おちち、おちち、おちちくび♪」
番号:47
私はライトノベルが大好きですがこの作品には新しい風を感じました。これはラブコメ?なんといっても主人公の妹が超超超生意気なやつですから最高です!どこが「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」なんだ?と疑問に思いながら読みました。こんな関係だったら恐ろしいと思いつつ。でもどこかにこんな関係の兄、妹がいると思うと「ご苦労様です」と言いたいです。個性的なキャラクターが数多く出てくるもの、続巻で読者を飽きさせない展開を考えるのも 伏見先生の技量が素晴らしいからです。 毎回新刊を楽しみにしているシリーズです。 アニメ化熱望です!
番号:104
フッサフッサした毛並み。開いているのかどうかよくわからない細い目。わさおがこんなにめんこいのは、かあさんに愛されて生活しているからなんでしょうね。思わず焼きイカが食べたくなる、めんこいわんこの写真集です。
番号:97
私は屋舗要がセンターを守っていた頃以来の横浜ファンですが、私などよりもっと深い愛を持った人たちのことが書いてあります。全国1000万人(嘘)の横浜ファン必携!涙なしには読めない!
番号:28
2009年6月、多くの人に惜しまれながらこの世を去ったマイケル・ジャクソン。子供の頃は必至になって「スリラー」のPVを見ていた私ですが、正直そんなにファンと言うわけでもなく、最近では「化粧した変な人?」といった印象でした。が、しかし。話題沸騰の映画『This is it』を観て、あぁ、なんて惜しい人を亡くしたんだろう…と思い、もっと彼の事を知りたいと思ったわけです。そこで、ラジオで紹介されていたこの本を読みました。タイトルに「教科書」と付く通り、これはまさにマイケル・ジャクソンの教科書です。彼の一生が非常に分かりやすく描かれています。もちろん、ここには書ききれない事も沢山あるとは思いますが、マイケル・ジャクソン基礎講座としては、最高のテキストです。全く知らなかったけど、映画を観て興味を持ったという人に、最初にオススメしたい1冊です。
番号:80
この本を読んでから、いつも帰宅時には夜空を見上げるようになってしました。オリオン座・北斗七星などおなじみの星座から、月の観測方法などいつでもどこでも道具いらずで星空を楽しめてしまうこと請け合いの1冊です。
番号:52
グレゴリ青山が心からすきです。この絵も字も世界も誰にも真似出来ない。全てが稀有な存在だと思います。新刊が出る度に幸せを噛み締める。今回は、東京の家賃の高さに辟易したグレゴリ青山が、夫のヨコチンと共に和歌山県の田舎で生活するお話です。引越しから始まって、向こうではトイレ問題、怪獣のような虫との闘い、かっぽう着の良さ、ヨソ者とは、などなどお腹がよじれる位笑いました。しかし猫の所ではウゥッとなりました。インマイハート大ヒット御礼中です!
番号:95
1巻目を偶然検品のときに見て、表紙にグッときて購入した「しろくまカフェ」の第2巻です。普通にカフェを経営するしろくまくんと常連のパンダくん、ペンギンくんとの会話にニヤニヤしっぱなし。ちょっと疲れた大人にぜひ読んで欲しい・・・。
番号:33
スケルトン教授健在。それだけで私はうれしい。もっと骨の秘密を教えて!
番号:29
上質の文芸作品の真髄。本当に良いものは静かにこころの奥深くしみこんでいくという証明になるような秀逸の一作。思い通りにはいかない人生のはかなさを様様な視点から描いた、短編小説にして長編に匹敵する重量感がある。今までのイシグロ作品には見られなかったユーモアたっぷりのシーンも読みどころ。
番号:60
ある日、小学生の大竹少年は『学級新聞』なるものを作る係を任せられる。渡された模造紙を見て「こんな大きな紙がこの世にあったのか!」と驚く。家に着き、畳の上に広げ、何かを描きたいという思いが込み上げてくる。(既に学級新聞という文字は頭から消えている・・。)この時の創作が「コラージュ」初体験ではなかったか?と記憶を辿る。作品の制作に直結する衝動や思いを、誰もが知りたいと思っている。その「わからなさ」を探ろうと、人は展覧会に足を運ぶのだと思います。著者は言い切れないもどかしさと、届くことのない歯痒さを理解しつつも、この本では可能な限り、その「わからなさ」を言葉に置換えて伝えている。少年時代になにかすごい世界の入り口をひとり内緒で見つけてしまったかのような、すてきな原風景に心打たれます。
番号:21
「贈り物にいかがですか」とPOPでお薦めしています。明治41年創刊で100周年記念に出版されたものです。中原淳一の挿絵が魅力的で持っておきたいと思わされます。贈り物にとは書きましたが、自分自身で読んでもきっと、心の中に眠る美しい少女の気持ちが湧き上がってくるのではないでしょうか。
番号:32
本当にどこからそんな行動力が湧いてくるのでしょう。その源が子供たちをはじめとするお客様の笑顔であることに感銘をうけました。私もこうしてはいられないと思いました。
番号:103
泣いたとか泣かないとかそういう問題じゃなく、涙と鼻水でブッサイクになりながら読みました。動物+行基の類せん崩壊鉄板コンビながら、泣いたことを恥じさせないストーリーの良さ。シュリンクって立ち泣き防止のためにあるんですね!
番号:106
他人のタネ銭で遊ぶのは汚いという美学が好きです。FXをバクチとわりきっているので、七転八倒していても応援したくなる描き方が好きです。ブレーキのない西原さん、これからも応援しています。
番号:108
武士は食わねど高楊枝。されど食わねば戦はできぬ。自宅にいながらにして食べ歩きができる食の指南書。あなたは食の素浪人。これを読んで免許皆伝!
番号:107
「なんてこんなことにっ!」と思うことは多々ありますが、お皿監視人の都合で・・・と思えば腹をたてるのもアホらしくなります。どうにかしようと、チビッこ探偵を出すもよし、次の手を考えるもよし。
番号:100
あなたの怒りスイッチは何ですか?深い内観、そして気づきを与えてくれる書。皆がそれに気づいたら世の中はもっと明るくなるはず!
番号:9
これからなにをしでかしてくれるのかまるで予想のつかない若き天才コント作家、ワクサカ氏に刮目してほしい。この天才の厄介なところは、書いてることがウソみたいな本当のことなのか、ウソみたいなことを本当っぽく書いているのかわからないことだ。さらに厄介なことに本人はそんなことどうでもいいとおもっている節があるところ。ボーダーでありエッジ、かつ王道!
番号:57
児玉さんは、温かくてすごい人だ。書店の仕事は、たまには大変だったり、カチーンとくることもありますが、とても楽しい仕事だと思います。特に、新しいお店を、棚をつくる作業は、まるで自分の人生を再編集しているみたいで。そんな書店員生活の日々の中、大病に患い、突然、車椅子生活になられたにもかかわらず、希望を失わず、書店員としてカムバックを成し遂げた児玉さんの努力と心意気には、頭が下がります。
番号:24
マンガはすごい、とは知っておりましたが、本当にたまげた、打ちのめされました。表現は勝ち負けではないですが、この本に勝てる文学がどのくらいあるか、と思うと、やばいです。小説家は皆これを読むべきだ!
番号:94
若手コント作家が、おバカ中学生たちの生態に迫った爆笑エッセイ。冒頭から次々と繰り出されるエピソードに笑いっぱなし。でもラストの章では不覚にも感動してしまいました。
番号:5
まさか、ここまでAKB48に自分がハマるとは、思っていませんでした。
番号:61
海外ものは登場人物の名前がおぼえられなくて、という方多いですよね。何を隠そう私もそうです。が、この本は出てくる人がとっても少ないので大丈夫。でも中身は濃密ですよ〜。親が不仲な環境で育った姉と弟。二人だけの秘密基地、二人だけの約束。そんな過去を語るのは姉を拘束している弟。スリリングな展開と、えっ!と思わず声がでたラストが気に入ってます。好きだわ、こういうの。カバーも廃墟っぽくてもろ好みです。
番号:59
大人が読むべきコミック。人生が少しづつ違った方向に流転した時、“お父さん”の傍らに寄り添っていたのは、一匹の犬。犬の愛には、嘘はないと言うけれど、犬ってどれだけ素晴らしい存在なんだということと、人の一生って、こんなにしんどいものだったのか?とつくづく思い知らされたコミックです。“お父さん”は、いつの時代も世界中で一番つらい立場だなあ・・
番号:86
イスマイル・カダレの何と13年振りの日本での刊行。しかも書かれたのは1963年の作品。カダレの本の刊行を、どれほど待った事でしょう。アルバニア語というどうあっても解読できそうな言語で書かれている本が読めるのは、ひとえに本を刊行してくださる出版社さまのおかげです。趣旨に反しますが、この本をというより、この本をこのご時世に刊行して下さった松籟社様を推薦します。
番号:16
名古屋が誇る科学的ミステリ作家 森教授の科学の友。日経パソコンに連載されてたものをまるっと書籍化したのだとか。内容は科学に関するあれやこれやそれやどれやに対して森教授が懇切丁寧に説明してくれている。ただ前書きにあるように間違いもあるらしい。ただとっても面白いのは間違いない、絶対に。「自転車が倒れないのはどうしてなのか?」とか「鏡って何故、左右だけが逆になるのか?」とかコドモに聞かれてもちゃんと答えられない質問への答えがもりもり集まっている。科学への一歩を踏み出すいいチャンスになるだろう。理系苦手なお子様たちも、子どもを科学好きにしたいと思っている大人たちに、ぜひ。
番号:69
久しぶりにキャロルを読んだらダークファンタジーではなくディック的な不条理世界になっていました。とても面白く読んだはずなのに、今となるとストーリーがうまく思いだせません。目が覚めたら胸の鼓動が早くて、なんだかとても強烈な夢をみたことだけは覚えているけど内容は……。そんな物語です。
番号:18
予想外に面白い小説です。政府も絡んだ「イエメンプロジェクト」に巻きこまれ人生がくるってしまう主人公。奇想天外な内容にユーモアがあふれウッドハウス賞にふさわしい作品です。
番号:62
後半の巻数以外は発行日が期間外ですが、最終巻が入っているのでお願いします。マンガですが、とってもお薦め!銀河町商店街を舞台に幼馴染の8人が恋に友情に成長していく物語です。少しずつ変化する幼馴染との関係や、ひそかな恋心などがていねいに描かれていて面白く所々泣けてしまいます。そこそこ人気はあると思うのですが、年齢に関係なく少女コミックという枠にとらわれず読んで欲しい作品です。変わってしまった大人な人にまっすぐな彼らを見て欲しいです。
番号:25
マンガ、すごいですよね。ことし一番心の奥に届いたお話でした。あんまりないい方ですが、はしにも棒にもかからないマンガというのは絶対に出版されないのに、小説ではそれがまかりとおりすぎだと思う。編集者は皆これを読むべきだ!
番号:15
出版業界の内輪話もがしがしと書かれているので本好き書店好きにはたまらない一冊。働き盛りのある日、児玉さんを突然襲った悪性リンパ腫という病とその後の車椅子での生活についての部分は正直胸が痛くなる。けれど闘病記にありがちの湿っぽさがないのは児玉さんの前向きに生きようとする強さと、なにより奥様と娘さんのサポートがさわやかだからだろう。そして何よりこの本を魅力的にしているのは啓文社の仲間たち。児玉さんの帰りを病気毎まるっと引き受けるその大きさに読者はほれぼれするのだ。自分がちっぽけに思える日に、自分のやっている仕事に光を見つけられないときに、自分の存在意義を見失しなってしまったときに、そっと読み返したい、これはまさにそんな本だ。
番号:26
スゲー、マンガ、スゲー。“あっと驚く!”もあり、本当にびっくりしました!! 小説家でいうと、小川洋子ぐらいのすごいです。この精神性の高さ、美しさ、うまさ、繊細さ。ため息がでちゃうのよ。皆さん読んでくださいね!
番号:87
2009年は「マイケル・ジャクソンが亡くなった年」として記憶に残るだろう。マイケルの関連本は昨年数多く出たが、本書は他のどれとも決定的に違う。亡くなったから書いた、という性質のものではなく、日本一マイケルに詳しいミュージシャンだからこそ、深い愛情と強い信念でここまで完璧に書き切ったと言えるだろう。膨大な資料でマイケルの生涯をまとめた決定版。そこらへんのマイケル本と一緒にしないで欲しい! 「THIS IS IT」を観る際のサブテキストにするべし!
番号:91
TWAターミナルの流れるような美しいフォルム…MITチャペルの煌く静謐な空間…建築家エーロサーリネンの傑作が姿を消そうとしている。美しい建築の美しい姿にしばし言葉を失います。
番号:78
仕事に対する誇りは、これは自分にしかできないという思いがあるから生まれるのでしょうか。自分にはこれしかできないという諦めと紙一重かもしれませんが。小人プロレスDVD付きです。本当はそれを観賞しておもしろいなぁと思うだけでいいのかもしれません。
番号:63
目からうろこの1冊。世の中の出来事に対して「それって本当かな」という懐疑の目線を向け、実際に数字にして検証してみる。そうすると、意外な真相が浮かび上がってくるのである!!統計学というと、なんだか気おくれしてしまいそうだが、本書はとても親しみやすく、ユーモアセンスも抜群。何度でも読みたくなる本である。錯綜する情報社会を生き抜く術の1つがこの1冊に詰まっている。
番号:82
祝・復刻。ガンダムの模型に於けるパイオニアにして伝説の書です。小学生のときこの本の作例に衝撃を受け、真似て作ろうとしたものです。(技術不足のためかんせいしませんでしたが・・・)
番号:1
好きな本が一斉に発売されたら、絶対に最初に読むのはこの作品です。一話ごと完結していることが多く、非常に読みやすいです。ファンタジー世界なのに、ほのぼの子育てストーリーです。子竜たちを預かり、術の使い方を教えていく。小さな子供を預かっているのと変わらないので子守術士とも呼ばれてしまう竜術士たち。キャラ一人一人が個性が強く、ゆっくりと過ぎてゆくコーセルテルの世界で生きていきます。何より読んでいて幸せになれる、そんな作品です。この作品を読んで、皆こころがポカポカになればいいなと思います。
番号:27
連載開始から10年。どれだけ単行本化を待ち望んだことか(涙)。うままんが・・・その名の通り、馬の漫画です。主人公は実在の競走馬。彼らの友情や日々の努力、悩み、好敵手とのやりとり・・・時には笑いを、時には感動を、そして涙をさそう物語の数々。。もちろんフィクションな訳ですが、実在の馬と関係者のみなさんが出演し、事実に基づいた物語だったりするので、本当のことに思えてなりません・・・競走馬たちの性格・思い・つぶやきが。この漫画で好きになった競走馬も数知れずです。ほんの少しでも競馬を知っている人ならハマること間違いなし!こんなに心を打つ馬の実録(?)漫画は、世界広しと言えどもこの『うままんが日記』だけだと思いますっ!
番号:70
昨年大阪の店舗に転勤になった時期がありました。大阪にいく私にとって楽しみだったのは阪神が優勝したときに売られていた雑誌(確か京阪神エルマガさんのだったような)に書いてあったおもしろい野球解説をされる福本さんの実況を生で聞けることでした。実際それはそれは楽しく聞かせてもらいましたがちょうどそんなときに福本さんが初めて本を出されるということがわかったのでちょうど大阪にいるこんなときにそんなチャンスはめったにないと初回配本以外にもがっちり仕入れて、けっして広い店内ではありませんでしたが店頭ディスプレイも含めて多面展開しました。福本さんの現役時代のことは残念ながらほとんど今回の本で知ったことが多数でしたが野球に対する熱い思いや現役の選手たちに対する暖かいまなざしについても文章からにじみでていました。野球が好きな方には大変楽しく読めると思います。
番号:83
五七五、わずか17文字にちょっと足りないか少し多いかの中に、ものすごいドラマがつまっている。恥ずかしそうにしながらもこれほどにあけっぴろげ。さりげなく隣にあるような風景かと思えば宇宙を感じさせる壮大な物語の数々。こころがふるえます。
番号:89
奥たんがかわいいから!これに尽きます。戻らない旦那たんをけなげに待ち続ける奥たん。来る日も来る日も旦那たんを想い、ごはんをつくり、家を守る奥たんが愛しくてたまりません。
番号:41
一目ぼれである。それ以外に理由はない。
番号:10
日本を代表する美術家の一人。やなぎみわの現時点での集大成的作品集。「エレベーターガール」シリーズの蠱惑。「フェアリー・テール」シリーズの禍々しさ、そしてこの作品集のメインとなる近作「マイ・グランドマザーズ」シリーズ。一連の写真作品のモデルとなる若い女性たちとみっちり50年後の自分について対話を重ねて、完成した自分が演じた老いた自分。女の一生を可視化する驚異的な試みだ。
番号:58
犬プログ人気No.1の柴犬のチコちゃんの日常が、ドデカ写真とともに、戻ってきた第二弾。ともかく、チコちゃんの何気ない表情が、かわいいくて、面白い。チコママの飾り気のない愛情度合いが、妙に創られた感がない、自然なブログに出来上がっていて、うーん、さすがに人気No.1だなあと納得がいく一冊です。柴犬大好きな方には、ぜひ見ていただきたい。昨年は、毎晩、寝る前に眺めては、心を洗っていました。
番号:3
坂東真理子よりも藤原正彦よりも益田ミリから「品格」を学んでる気がする。どんな作品でもこの人が言っているのは「たしなみ」ということだと思うのです。人様の気持ちや世界にずかずか入っていかない、言いたいことも時には言わない、自分の気持ちを押付けない・・・愚痴や文句を言うときは一人のときに。ますます老いて図々しくなるであろう自分を戒めるためにも読まな!!世の女性の皆さん、カツマーよりミリーですわよ。
番号:11
稀代のコラムニスト、ブルボン小林の本領はなんといってもゲームコラムにあることに異論ある方はいらっしゃいますまい。ゲームの世界は制約の世界。そこからちょびっと逸脱したところに醍醐味があるのだろう。それを見つけるヒントが本書にはある。近所のゲーム好きのお兄さんノリの筆致がメインでありつつ、たまに文学者の顔を見せるのかとおもいきや、最後まで近所のゲーム好きのお兄さんでした。
番号:79
『メイド』から『乙嫁』へ。森薫さんのメイドに負けないぐらいの、中央アジアの文化に対する熱い熱い思いが感じられる一冊です。
番号:14
まじめで硬い というイメージの城山三郎の、亡き妻への深い深い思いのつまった手記。 最愛の妻を亡くし途方に暮れながら、もう一度逢いたいと手帳に記す切なさ。 夢で逢えた嬉しさと目覚めた後の寂しさを何度も何度もつづり続ける悲しさ。 ここには46年間妻に恋し続けてきた男の愛の言葉がある。最近 相方とマンネリかな〜なんて思ってる方必読の一冊。
番号:38
暮れの思わぬプレゼント!好評、思想地図第四弾は責任編集東浩紀にくわえ、東浩紀をdisって名を上げた、(そして東浩紀好きなナイーブな読者(私)もメッタ切りにした)「ゼロ年代の想像力」宇野常寛!みどころは東x宮台の子育て茶のみ話・・・だけじゃなく阿部和重短編もいいです!
番号:17
他人の日記を読んで何が面白いのかと考える人もいるかもしれないが、関西人である著者の生まれながらのユーモアと偏愛趣味がおりまざり楽しい日記文学になってます。
番号:44
ジョナサン・キャロルの描く世界は美しく優しく歪んでいて怖い。ひとつひとつの突拍子もないエピソードが、実はそこに「なくてはならない」ものだったと読後に強烈に思い知らされる。伏線だのなんだのという常識的なものではなくて、気がつくと心のどこかに、そのエピソードが否応なしに巣くってしまっている。ざわざわと蠢いている。そんな恐ろしくもうっとりとする読書経験がしたければこれを読むしかありません!
番号:75
ブログ、SNS、twitterといったWebのない生活が考えにくくなった昨今に警鐘を鳴らす。過激な題名であるが、内容はいたって誠実。作者がweb上でクレーマーと接した体験から、今後webとうまく付き合っていく方法まで書かれている。ウィキペディアに書かれていれば全て真実だとうのみにするのではなく、webとうまく付き合い、自分なりに考えることが大切だと改めて思うだろう。
番号:84
戦争文学とは、著書の一人である澤地久枝さんの言葉を借りれば、「自らの体験をえぐりだす痛みに耐えつつ、あの戦争で生き残った人間、文学を志す者としての業苦と責任をかかえ、戦争を描いた文学者たち」による作品である。遺産のように残されたはずの作品が書店の棚からだんだんと消えている。本書はまさにこうした危機感から刊行された一冊だと思う。澤地さんは、幼い頃、戦争を体験し、当時、誰もがそうだったように軍国少女であった。再び自分たちのような少年少女をつくってはならないという深い悔恨を噛みしめながら語る言葉は胸に沁みる。もう一人の著者、佐高信さんは、戦争を知らない世代だが、澤地さんの願いと、戦争文学が伝えようとするメッセージを、真正面から受けとめ、次の世代に受け継ぎたいという真摯な気持ちが伝わってくる。本書で紹介されている作品の中には既に品切れとなって手に入らないものも少なくない。戦争文学が風化するように消えていくのを、私たち書店員は、他人事として目を逸らしていても良いのだろうか。書店として責任の一端を担うべきではないかと感じさせられた一冊だった。
番号:85
当店にて昨年一番売れた本!!上下巻合わせて2000冊売れました!!きっとまだ立花胡桃を知らない人は多いはず!!伝説のキャバ嬢はどうやって伝説を創ったのか…
番号:77
いつも聞いているラジオ番組の中で、<大人になってからどうも時間の進み方が早くなっている気がして仕方がない>という疑問があって、なぜなのか、解決する方法があるのか、ということになった。半分おふざけのようなコーナーだから、ひねりの利いた回答を募集するのが主旨だったのだが、回を重ねるごとに理詰めの回答が増えてきて、<三歳の子供の一年は三分の一だが、三十歳の一年は三十分の一だから短く感じるのだ>なんてまじめくさった投稿も入るようになってきた。あほらしい。そんなわけないじゃないか。大人になればなるほどなすべき何事かが増えるから、そのために費やす時間が必要になり、一日の時間の使い方を合理的にせざるを得なくなって、慢性的に時間が足りないと感じるようになる。おそらくそんなところだろう。山本夏彦さんの<グズの大忙し>の名言もあるし。ところが、そうじゃないんだと福岡先生は言う。私たちの新陳代謝速度は加齢とともに確実に遅くなっている。だから、体内時計だけを頼りに宇宙空間で一日、一年を過ごした場合、三歳よりも三十歳のほうが物理的に長いはずだ。ところが、地球上では体内時計と関係なく夜が明ける。昼になって日が沈み、夜になって一日が終わる。つまり、年をとると時間の経過が早い気がするのは錯覚なんかではなく、本当に自分の生命の回転率が落ちているから物理的に追いつけないだけなのだ。なんだ、つまり老化とは一日が短く感じるということである、ということではないか。昨年は福岡伸一さんの収穫の年だった。<世界は分けてもわからない><できそこないの男たち>そして本書。独特のペダンチックでペシミスズムあふれる文体、設定したテーマに着実に事実を積み重ねたかと思うと、まったく関係のないサブテーマがいくつも現れて、最終的にはそれもきちんと回収してエピローグまで持っていく、並みの科学者とは思えない構成力の確かさ。濃ゆい外見とあわせて、科学界の村上春樹と呼ぶべきでしょう。本書を選んだのは、もちろんハードカバーで定価が高いからだ。当店は科学書を押していきたい。福岡先生には今年も活躍してほしいので、その意味も込めて推薦する。
番号:73
写真家であり、ジャーナリストでもある宇都宮氏。国内のサッカーでは地域リーグでの戦いを書き、欧州を書くと思えば、辺境ばかり。ピラミッドで例えると下部にあたるところにこそ、世界の民族や宗教、政治などが浮かび上がってくるのが面白い。派手な写真ばかりがサッカー本じゃないと改めて噛みしめる
番号:6
家の姉妹が本気で「フー・スー・チー」の3姉妹に弟子入りを考えてると聞いた時は大爆笑でした。
番号:7
この本は、18年前に出された本の復刊だが、古さは少しも感じられないノンフィクション部活小説。復刊してくれてありがとうと言いたい。ダメなブラスバンドと言われていた高校が、わずか数年で全国大会出場の切符を勝ち取るサクセスに、涙があふれて止まらなかった。部を辞めたいと言い出した子供たちを、続けてよかったと言わせるまでにする中沢先生の指導力、また周りのスタッフたちがとてつもなく熱い思いを生徒たちに向けている。カバーをはずして表紙を見て下さい。きっと熱い思いが感じられるはず。いい映画を見た後は、すぐに席から立ち上がれない、この感覚を読後感じ動けずにいた。
番号:2
銃を片手に山へ分け入り風の音に耳を澄ませ足跡で獲物の大きさ、行く先を量り捕らえて食らう。必要なのは己の経験と勘、大切な相棒犬のフチ、そして少々のお金・・・究極の自給自足は男のロマンか壮大な自慢話か。犬バカの私は病院の待合室で最後を読んでしまい号泣で診察室に入りました。女にはわからない世界観かもしれませんが犬との一体感は非っ常に分かる!!!
番号:102
イギリスに「指輪」あれば、アメリカにエディングス作品あり。おしどり夫婦の最後のシリーズになってしまいましたが、いつもどおり最高でした。
番号:31
昨年のクリスマスイブに29歳の若さで急逝したアーティストのWEB日記をまとめたもの。彼のバンド、フジファブリックのライブに行くのを楽しみに、つらい仕事も頑張っていたのに。今はつらくて読み返せませんが、彼を知らない人にはぜひ読んで、今からでもCDを聴いてほしいなと思います。
番号:96
「加古川の人帰られへんやん」「たこやきみたいやな」など解説におけるオモシロ発言のイメージが昨今は強いですが、やっぱり福本さんは「世界の盗塁王」だった!野球好きはぜひ読むべし。若手のプロ野球選手に読んで欲しいと思うのは大きなお世話か。
番号:68
ブッカー賞作家ジョン・バンヴィルが別名義で書いたミステリー小説です。事件を探っていくなか、謎がひとつ明かされるたび、その代償として登場人物たちが傷を負っていきます。真実を知ることは幸せなことなのか。物語が進んでいくごとに、自分自身を見失っていく登場人物たち。冒頭とは別人のようになっていくその姿。現実の重さに押し潰されていく終盤の展開に、真実とはいかに残酷なものか思い知らされました。
番号:23
星野道夫の本からは、自然界での生命の大切さ、愛おしさ、そして厳しさを教えてもらいました。この写真集にも彼のアラスカに対する思いが、いっぱい、いっぱいつまっています。彼がもうこの世にはいないということが私にはまだ信じられません。
番号:99
ただただリアル。ひとつのタンターテインメントと化しています。著者が今はある程度の安定を保っているのが救い。読ませます!
番号:55
書店の棚で毎日のように本を抜き差ししていると、「本の生まれる場所」への興味は尽きません。本書には、和とじ本、絵本、豆本などをどのように手作りするのかが丁寧に書かれています。読んでいると製本職人たちの本作りへのこだわりが伝わってきて、絵本『ルリユールおじさん』の、熟練した技の染みこんだゴツゴツした手が思い出されます。そして、本がいっそう大切なものに思えてきます。
番号:66
「見た目は大人中身は子供」この、某見た目は子供な名探偵を髣髴とさせる帯に惹かれて購入!見た目が大人であるために同級生の女の子と下校すると警察に捕まるけど中身は小学生で子供らしい失敗も数多くありその珍騒動やギャップの数々が盛りだくさんの一冊!!
番号:20
飯島さんが手がけるフードによって、映画が一段と魅力的になっている気がします。そんな今をときめくフードスタイリストが手がけた様々な映画の食べ物レシピ本です。見事にどれもおいしそう!ですし、それぞれに丁寧なコメントがついているのが良いスパイスになっています。個人的には揚げバナナに惹かれました。見ればきっと分かります(笑)
番号:30
誰もが、自分に正直でありたい。でも正直すぎると、周りに迷惑をかけたり、浮いてしまったり……。とても悲しい結末です。ただひたすら、主人公に愛をそそぐ、ハッピーなまなざしに、私は悲しみの心を、暖かい光でいっぱいにしてもらいました。
番号:45
着物道楽、とか着物好きなんて澄ましたものじゃなく、幸田文が生きてきたのか着物が生きてきたのかっていうくらいに絡み合った関係なんでしょう。そこには女の業なんてものも感じられ、姿見の前で長襦袢に淫する様子なんてそれはそれはため息がでるほどエロティック。着物が魔物なんだか女が魔物なんだか。奥深すぎて底なし沼のようです。
番号:71
30代の私にとってこの1年間でグサっとささった一冊でした。この本は、」1回読むだけでなく折を見て何回もひもとくに値する本だと思います。安田さんがどんな人なのかきになって大阪より東京で行われたセミナーまで参加してしまいました。
番号:35
敦煌、楼蘭、パルミラ・・・。そんな地名を聞くだけでも胸が熱くなってしまう私にとって、この物語は贅沢過ぎる一品です!ページをめくるだけで、中央ユーラシアの風を感じられ、至福の時間を過ごせますよ!!
番号:56
全三巻ですが、投票形式上一巻だけに投票します。設定と構成の緻密さが見事な本作。登場人物も魅力的で、群像劇として読むことも出来ます。おっさんの中に一人いる少女、という設定に萌える方は要チェックですよ。翻訳物は苦手意識が強い(自分もそうでした)人が多いと思いますが、これは読むべし!
番号:109
じじいの愛が孫を導く!毎晩、孫の夢の中で亡き父方の祖父と母方の祖父がガチンコバトル。2人の勇姿を見せつけられ孫は強く育っていく・・・。一家に一冊オススメの人生の教則本!
番号:64
益田ミリさんといえば、日本全国のアラサー・アラフォー女性の心をわしづかみにして大ヒット…と謳われる「すーちゃん」シリーズが有名。かくいう私も「すーちゃん」には衝撃を受けた読者の一人です。この「週末、森で」は、「すーちゃん」ほど胸の痛いところをぐりぐりえぐられる事はありませんがそのかわり、森で森林浴をしたかのような、「すーっ」と胸の軽くなるような感じ、「ふっ」と心が軽くなるような感じを味わうことができます。読者である私たちは、少なからず、登場人物のマユミちゃんやせっちゃんのような立場で日々を過ごしていると思いますがマユミちゃんが「ガマン限界っ」とトイレに駆け込んだり、せっちゃんが歯をギリギリしながら「アイツ、死ね!!」と念じつつ縁起の悪い番号ばかり並べてロト6をぬりつぶしたりする、そういう現実は、残念ながらどんな会社や街角にもあるしそう簡単には変わらない。それをわかって、受け入れた上で、マユミちゃんが、森の中の湖で早川さんに教えてもらったカヤックのことを思い出して「会社って、大きな海じゃないんだ 岩があったり、カーブがあったり、もっと狭くて小さい」と気づいたりせっちゃんが「宇宙のこと想像できるのって この森の中でも人間だけなんだよ」という早川さんの言葉を思い出して「人間だけに与えられている想像力をこんなことで使うのってどうなの」と反省したりする・・・。自分のまわりの現実は変わらないけど、その「すーっ」「ふっ」という「気づき」を得てすこーし自分の考えを変えるだけで、人はけっこう、肩の荷を降ろして生きていく事ができるんだなぁ、って。そういうことに気づかされる作品です。こういうキュウキュウした時代だからこそ、男女問わず読んでいただいて、「すーっ」「ふっ」として頂きたいなぁ〜と思うのです。
番号:92
酒と読書の両立が永遠のテーマである僕にとって、眺めているだけで幸せな気持ちになる本でした。やはり昭和の文士は酒と酒場がよく似合います。
番号:74
2009年は、格差を通り越して貧困が問題となった。ベーシック・インカムやポスト資本主義を語る前に、まず行き過ぎた自己責任論への認識を深め、広めるべきだと考える。福祉の仕事に就く方、区役所や市役所で働く地方公務員の方など、一番困っている人が最初に接する人に読んで欲しい。そしていつ誰が貧困層になってもおかしくない現代だからこそ、すべての人にも読んで欲しい。

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