ホーム > LOVE書店! > STARの1冊 > 第17回あいかさん

STARの1冊

第17回あいかさんインタビュー

写真:あいかさん

あいか

1991年生まれ。2007年「ミスサイパン」グランプリ受賞。2007年ミス・ヤングマガジン。雑誌、CMなどの他に、映画「URAHARA」工藤純子役、映画「想い出の渚」ナナ役でも活躍。2008年公開映画「ひぐらしのなく頃に」古手梨花役で出演。ミスマガジン2007オフィシャルDVD「Miss Magazine 2007 あいか」1stDVDと写真集「ハジメテノあいか」発売中
● 公式ブログ http://ameblo.jp/aika-7/

—— 一番最初に手に取った本って覚えていますか?

「101ぴきわんちゃん」「わんわん物語」ですね。ずっと家で犬を飼っていたこともあって大好きな2冊なんです。

—— 「101ぴきわんちゃん」のようなダルメシアンですか?

残念ながら、マルチーズなんですけど。この2冊はお母さんに良く読んでもらった覚えがあります。この本に限らず、寝る前には必ず何か読んでました。

—— 最近読んだものではオススメをあげていただくと?

森 絵都「アーモンド入りチョコレートのワルツ」ですね。シューマン、バッハ、サティ、三つのピアノ曲をモチーフにした中学生の物語なんです。とくに「子供は眠る」は、夏休みの別荘地で過ごす話に感動しました。心が何だか温かくなるお話しです。私もついこの前まで中学生だったんで、主人公の少年の気持ちがよくわかります。

—— 次は「エンジェル・エンジェル・エンジェル」。

高校生になって優等生でいることに疲れたコウコと、寝たきりで少し惚けちゃったおばあちゃんの心の交流を描いた作品です。コウコがおばあちゃんの世話をするようになって、ある時、おばちゃんがまるで中学生の頃のように話始めるんです。

—— おばあちゃんが、中学生にもどっちゃう?

そうです。姿はそのままですけど、中身が中学生みたいになってしまうんです。惚けていたと思っていたらそうでもなくて、話す時の表情も中学生みたいになるんです。

—— 若い頃のおばあちゃんが乗り移った……。

やがておばあちゃんが過去に起こした過ちの記憶があることがわかって。ちょっといじけているコウコと、同じ心の傷を持つ者同士がまるで同じ歳の友達のように仲良くなり、本当になんでも話せる友達になるんです。
それで、コウコは立ち直ることができるんですけど、結末はちょっと悲しいですね。

—— そして菊池凛子さん、松田龍平さんの出演する映画にもなっている「恋するマドリ」。

まず、ページを開いてビックリしてください。白地に青文字で書かれたきれいなレイアウト。これだったら活字をあまり読まない人も思わずお読み込んじゃうんじゃないでしょうか?短編集ですが、私が気に入ったのは「普通の街のアリス」。長野の方から東京に引っ越してきたものの、一人暮らしが不安でしょうがない女子高生のお話。友達も知り合いもいないし、母親に電話ばかりするホームシックになってしまいます。そんなある日、ドアにメッセージカードがはさまれていたんです。

—— それは誰から?

これは最後まで誰からのメッセージが分からないんですが、ちょっと不思議なメッセージだったんです。たとえば「隣町のコロッケを食べよ」といったワケの分からない内容なんです。それで、コロッケ屋さんにいってみると、とても頑固な主人で、恐そうな顔をしている。でもコロッケを注文するとニッコリして、そして食べてみるとこれがおいしい! 長野にいた頃に食べたコロッケと同じなつかしい味だったんです。

—— メッセージは一つだけですか?

他にもいろいろありますが、覚えているのが「隣の部屋にいってみよ」というメッセージ。そこで、隣の部屋にいってみると、そこは少女が大好きなかわいい雑貨ばかりおいてあるお店だったりするんです。そうやって町内の冒険をしている内にいつのまにか寂しさの忘れてどんどん新しい町に馴染んでいくんです。

実はこの本を読んでいたのが、10日ほどの長いロケの時でした。その時何人かの女の子と同室だったんですけど、なんかホームシックになってしまって。早く帰りたいと思っていたんです。ちょうど、このアリスと同じような気持ちだったので、この物語を読んでほっとしました。7つの短編なんですが、どれもあったかく何だか勇気づけられる話でした。

—— 最近凝っている本があるとか……

小説ではないですけど今がんばっているのが、「朝型」の生活。「100日で『朝型人間』になれる方法」という本を読んでいるところです。中学生の頃は5時半に起きられたんですが、最近はちょっと夜型になってしまっているので、また朝型に戻ろうと思っています。たとえば、朝起きたらすぐカーテンを開けて20分太陽の光を浴びるとか、夜は部屋の電気を明るくしすぎない。とか、いろいろなアドバイスがあって、役に立ちます。夜の10時から12時ぐらいに寝ると、成長ホルモンがよく分泌されるので、お肌にもいいということらしいです。

—— さすが、ミスサイパンとしていろいろ気をつかっているんですね。

そうですね。小説の紹介にもどりますと、山田悠介さんの「リアル鬼ごっこ」が恐くておもしろかったですね。なにしろ国王が全国の「佐藤」姓を皆殺しにしろという、とんでもない命令を出すんです。それから、王様の手下が佐藤姓の虐殺を始めるんです。主人公の佐藤くんもそうして、手下に追いかけられるんです。そうやって「鬼」から逃げながらも、小さい時に生き別れた妹も探すという、スリリングな展開がすごかった。次はどうなるのか気になって気になって一気に読んじゃいました。

—— 山田悠介さんの他の作品はいかがでしょうか?

「スイッチを押すとき」も恐かったです。政府が少年たちの自殺の原因を探ろうと、10歳の少年たちに心臓を止めるスイッチを渡して、自殺するまでを観察するという実験を始めるんです。半強制的に自殺に追い込まれるような恐怖の中で、なぜ生きているのかを考えさせられます。山田さんの作品では、皆さん「リアル鬼ごっこ」が恐いといってますけど、私はだんぜん「スイッチを押すとき」の方ですね。心理的な怖さがたまりませんでした。

—— 山田悠介さんがお気に入りのようですね。

あと「@ベイビーメール」も読みました。ある女性に、見知らぬ女性からメールが届いて、なんと妊娠してしまう。しかもどんな赤ちゃんなのか分からない……。ありえない話ですけど、身近なメールを題材にしているので、「もしかしたら」なんて思ってしまうリアリティがあってこれも夢中で読んじゃいました。

—— 本はどうやってみつけますか?

なんといっても学校の図書館。どうしても欲しい本は地元の本屋さんにいきますけど。一番最近だと、まだ読んでいませんが「ホームレス中学生」買いました。おもしろそうなので、今からわくわくしてるんです。本屋さんでは、ランキングをぜったいチェックします。本屋大賞などの受賞作品も気をつけてみています。

—— 最近の活動を教えてください。

ミスサイパンとして、世界旅行博のブースにイメージガールとして出演していました。
この前撮影したばかりの、最新のDVDミスマガジン2007オフィシャルDVD「Miss Magazine 2007 あいか」が発売になっています。PCゲームとして発売され、絶大な人気を誇った『ひぐらしのなく頃に』。その後も、コミック化、アニメ化、プレイステーション2への移植、小説にもなった作品です。その映画版が、2008年公開にされます。映画「ひぐらしのなく頃に」に、古手梨花役で出演しますので、ぜひ見に来てください。

「101ぴきわんちゃん」矢部美智代 訳、サンカンス ラングレ(講談社) 「101ぴきわんちゃん」矢部美智代 訳、サンカンス ラングレ(講談社)

「わんわん物語」末吉暁子訳、サルバドール シモ(講談社)「わんわん物語」末吉暁子訳、サルバドール シモ(講談社)

「アーモンド入りチョコレートのワルツ」森 絵都(角川文庫)「アーモンド入りチョコレートのワルツ」森 絵都(角川文庫)

「エンジェル・エンジェル・エンジェル」梨木香歩 (新潮文庫)「エンジェル・エンジェル・エンジェル」梨木香歩 (新潮文庫)

「恋するマドリ」」村上桃子(泰文堂)「恋するマドリ」」村上桃子(泰文堂)

「100日で『朝型人間』になれる方法」税所 弘(講談社プラスアルファ文庫)「100日で『朝型人間』になれる方法」税所 弘(講談社プラスアルファ文庫)

「リアル鬼ごっこ」山田悠介(幻冬舎)「リアル鬼ごっこ」山田悠介(幻冬舎)

「スイッチを押すとき」山田悠介(文芸社)「スイッチを押すとき」山田悠介(文芸社)

「@ベイビーメール」山田悠介(文芸社)「@ベイビーメール」山田悠介(文芸社)