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STARの1冊

第19回峰えりかさんインタビュー

写真:峰えりかさん

峰えりか (みねえりか/モデル・女優)

1984年静岡県生まれ。CanCam専属モデル。モデルの他NHK教育TV「テレビでスペイン語」<4月から毎週(水)23:30〜再放送(火)6: 00〜>、初夏公開映画「僕の彼女はサイボーグ」(クァク・ジョエン監督)に出演、大垣銀行などCMも多数。 2005年準ミス・インターナショナル。
公式ブログhttp://ameblo.jp/mine-erika/

—— 今日は、愛読書についてお聞きします。

江國香織さんの作品が大好きで、全部読んでいます。でも、犬は好きじゃないので、恋愛ものですね。

—— ではその中から何冊か紹介してください。

まず「神様のボート」ですね。この本は2回も3回も読みました。特に最後の1ページが何回読んでもよくて、かならず泣けます。

「あのひと」と骨ごととろけるような恋をして、生まれた草子。必ず戻るといって出ていったパパを待ちながら、引っ越しを繰り返すんです。一つのところに馴染んでしまうのが怖いからなんでしょう。パパ以外に馴染みたくないというか。母は、いなくなったパパに人生の半分以上をゆだねてしまっている人で、狂気すら感じられる愛し方なんです。

—— パパは戻ってくるんですか?

最後の1ページはとくにすばらしいのですが、この作品はストーリー展開が面白いとかの話ではなくて、それぞれの場面で私のあたまに浮かぶシーンがいいんです。

これが私なりの読み方だと思いますが、たとえば「青山のマンション」と書かれていると、私の中では具体的に知っている「あのマンションだ」と自分なりにイメージしたりします。人物の顔もそうですね。その人の顔を頭に思い浮かべながら物語を楽しんでいます。

—— 次は、石田衣良さんの「娼年」ですね。

「体を売る男の子の物語」とよく紹介されていますが、私はそういうふうには読んでいないんです。主人公はむしろ、その男の子を買いに来る女性の方だと思うんですよ。非道な、性の話ですけど、私には素敵な愛のカタチと読めたんです。
「好きな相手ほど破壊したい」「とことん相手を信頼して自分のすべてをさらけだす」

私は、自分をあそこまで開け放つことはできそうもないな、と思いますが。いろいろな愛のカタチがあるなと勉強になりました。

—— 読書スタイルについてですが、よく本を読む場所といえば?

やはり移動中ですね。電車とか。でも海外ロケの時は待ち時間が多いので、たくさん本をもっていきます。時間が空けばベランダで何時間も読みふけるときがあります。

あと、恵比寿ガーデンプレイスですね。あそこは夜でも明るくてベンチで本が読めるんですよ。家の中よりも、外に出て本を読んだりすることが多いですね。

—— 行きつけの本屋さんとかありますか?

特にないですけど、よく行きます。本屋さんでは、何を買うか決めずに目に入ってくるものを選ぶことが多いです。表紙の絵や、挿絵が気に入ったものとか。化粧品をパッケージで選んだりしますよね。本も同じような感じで選ぶんです。

—— 最近のお仕事は、やはりモデル中心ですか?

キャンキャンの専属モデルの他にも映画、テレビにも出演させていただいています。4月からはNHK教育テレビ「テレビでスペイン語 〜世界言語でバトルロイヤル〜」が始まりますね。あと、クァク・ジョエン監督の映画「僕の彼女はサイボーグ」が初夏に公開されますのでぜひご覧になってください。

「神様のボート」江國香織(新潮社文庫) 「神様のボート」江國香織(新潮社文庫)

「娼年」石田衣良 (集英社文庫)「娼年」石田衣良 (集英社文庫)