ゆうびん小説の 『バイバイ、ブラックバード』が あなたのポストに届くんです。 純粋にワクワクしませんか?
自分のポストに小説が届くなんて。雑誌の定期購読とどこが違うのか、というと論理的に説明できないんですけど(笑)、でも何か、違う気がするんですよね。短編小説が自宅に届く、というのは。
今、音楽も映画もネットでダウンロードできますけど、僕、どちらかというと"徒歩派"なんです。歩いて、お店に行って、CDジャケットを手に入れるほうが愛着がわくんです。小説も誰でも手に入れられるんじゃなくて、限られた読者に届くっていうのは面白いんじゃないかなと。
そこに、自分が参加できるっていうのがワクワクしますよね。全部で5つの短編小説を応募してくれた方にそれぞれ届けることになると思います」
太宰治の『グッド・バイ』の続きを 伊坂幸太郎が書く!?
「父親が大の太宰治ファンだった反動で、僕は、絶対に太宰治は読まない!となぜかずっと思っていたんですけど(笑)、編集者の方から『グッド・バイ』の続きを書いてみませんか?と言われて初めて読んだんですよ。読んでみたら、すごく面白い。ポップなんですよね。
『グッド・バイ』って複数の女性と付き合っている男が、ある女と組んで、次々と別れを告げていくお話なんですが、その構造を使って、僕なりの『グッド・バイ』を書いてみようと思ったんです。だから、太宰治の続きでは全然ないんですけど、でも、『グッド・バイ』から生み出された感じの作品になります。
この新作小説のタイトルは、その名も『バイバイ、ブラックバード』。
『グッド・バイ』の小説の構造を借りてるよ、とすぐに分かるタイトルが誠実かなと。BBBでイニシャルが並ぶのもカワイイし。
『バイバイ、ブラックバード』ってジャズのスタンダードナンバーで、マイルス・デイヴィスが好んで演奏していた。マイルス・デイヴィスって最初はちょっと苦手だったんですけど、誕生日が一緒だと知って、急に親近感湧いたんです(笑)
正直、短編小説を書くのって、僕はすごくつらくて今は、あんまり引き受けられないんですよね。一泊旅行行くのも、海外旅行行くのも大変じゃないですか。実は短編小説も長編小説と同じ労力がかかるんですよ。僕の能力の問題かもしれないんですけど、ドラマが無限に思いつかないんですよね。でも『ゆうびん小説』ならやってみようって思うんです。まだひとつも書けてないんですが、最初の話とラストシーンは珍しく決まっていて、特にラストは、自分で、思い出すたびに感動します(笑)」

【募集人数】1話につき50名様×5話=計250名様
ご希望の方は、ハガキに右下の応募券を添付の上、(1)住所(2)氏名(3)年齢(4)職業(5)電話番号(6)伊坂さんの小説のなか、いちばん好きな作品とそのなかのお気に入りのワンフレーズ(7)登場人物の中でどなたのファンか、簡単な理由を添えてお書きください。厳正な抽選を行います。当選者の発表は、作品の発送をもって代えさえていだきます。発送時期に関しましては、作品が完成次第お送りしますが、おおよその進捗状況は双葉社HP(http://www.futabasha.co.jp)にてお知らせいたします。
※『バイバイ・ブラックバード』は全6話の予定です。書き下ろしによる最終話を収録した単行本は、2010年刊行予定です。
- 締め切り:2009年3月末日(当日消印有効)
- 第1話発送予定:2009年5月(2話以降、完成次第順次発送)
- 宛先:〒162-8540東京都新宿区東五軒町3-28
(株)双葉社 文芸出版部「ゆうびん小説」係
※ご応募いただいたハガキに記載された個人情報は、今回の目的以外では使用いたしません。
※応募券はこのページの応募券画像および記事PDFの応募券もご利用いただけます。
双葉社 ゆうびん小説事務局
TEL 03-6893-0028
(抽選の結果や発送時期についての、電話や手紙などによるお問い合わせには応じられません。)
この記事は「LOVE書店!」10 号(2009年2月末発行)に掲載したものです。
→記事をPDFファイルとしてダウンロード (ファイルサイズ:2.28MB)